みなさんは、普段使用している名刺のサイズをご存じでしょうか?国内で使用されている名刺の多くは同じサイズですが、外資系の企業の担当者と名刺交換したときに小さいサイズの名刺をもらったことはありませんでしょうか?
また、海外ではどのようなサイズの名刺(Business Card)が使われているのか気になりませんでしょうか?
そこで今回は、名刺を作成する際の基礎知識として、国内で使用されている用紙のサイズについてご紹介します。また、海外で使用されているサイズについてもご紹介します。
目次
1.国内で使用されている用紙サイズ
日本で使用されている主なサイズについてご紹介します。
①「91mm×55mm」
日本で使用されている標準的な名刺のサイズです。この用紙のサイズは通常4号と呼ばれています。ただし、関西では9号と呼ばれています。
ちなみに名刺の長辺と短辺の比率であるアスペクト比は「1.655」であり、ほぼ黄金比「1:約1.618」となっています。黄金比は、人が最も美しいと感じる比率であり、古くはピラミッドやパルテノン神殿でも使用されていることが知られています。なお、身近なものでは、クレジットカードやパスポート、トランプカードなども黄金比になっています。
②「89mm×51mm」
欧米サイズと呼ばれており、北米(USA、カナダ)で使用されています。「89mm×51mm」は「3.5インチ×2インチ」であり、スーツの胸ポケットにちょうど入るサイズです。日本国内でも外資系の企業に勤務されている場合はこちらのサイズを利用していることが多いです。なお、標準的な名刺サイズと欧米サイズは、長辺は2mmしか違わないのでそれほど気になりませんが、短辺は4mm違うためかなり短いと感じます。
③「85mm×49mm」
欧米サイズよりも小さく、このサイズの用紙は3号と呼ばれています。プライベート用の名刺やおしゃれな名刺を作成する際に使用されており、女性に人気があるサイズです。
2.海外で使用されている用紙サイズ
欧米サイズは主に北米で使用されているサイズであり、その他の地域では様々なサイズの名刺が使用されています。サイズごとにどのような国で使用されているかをご紹介します。
①「85mm×55mm」
主にイギリスやフランス、ドイツ、イタリアなどヨーロッパの西側の諸国で使用されています。具体的には、以下の国々で使用されています。
■ヨーロッパ
アイルランド、イギリス、イタリア、オーストリア、オランダ、スイス、スペイン、スロベニア、ドイツ、フランス、ベルギー、ポルトガル
②「90mm×50mm」
主にロシアやポーランドなど旧共産圏だった東欧諸国で使用されています。その他、アジアではインドや韓国、中南米ではブラジルやメキシコ等で使用されています。
■ヨーロッパ
ウクライナ、ウズベキスタン、エストニア、クロアチア、カザフスタン、スロバキア、セルビア、チェコ共和国、ハンガリー、ブルガリア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ポーランド、モンテネグロ、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、ロシア
■アジア
インド、韓国、スリランカ
■中南米
アルゼンチン、コスタリカ、ブラジル、メキシコ
■その他の地域
イスラエル、南アフリカ
③「90mm×54mm」
アジアの中でも、中国、香港、シンガポール、マレーシアなど華僑が多い国で使用されています。
④「90mm×55mm」
主にデンマーク、ノルウェー、スウェーデンなどの北欧やオーストラリア、ニュージーランドなどのオセアニアで使用されています。
■ヨーロッパ
デンマーク、ノルウェー、スウェーデン
■オセアニア
オーストラリア、ニュージーランド
■アジア
インド、台湾、ベトナム
■参照
” Business Card” Wikipedia. Wikipedia, 12 October 2019, at 16:12 (UTC).
さいごに
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